これからの時代に必要な能力とは?
今、私たちはどんな時代を生きているのでしょうか?
変化のスピードは加速し、未来はますます予測できなくなっています。正解のない世界で、私たちは考え、選び、進み続けなければなりません。
そんな時代だからこそ問われるのは、状況に流されず、自分で判断し、行動する力。
あなたはきっと、自分や周りのため、世の中のために、自分の能力を出しきって生きていきたいと願っている方なのではないでしょうか。
「論理的・合理的」であることの、その先へ
いまの時代、ビジネスでも日常でも「論理的であること」や「合理性」が、大人としての正しさの証とされがちです。
特にビジネスの場面では、ロジックで相手を打ち負かすことが、有能さの象徴と見なされる場面も少なくありません。
もちろん、責任ある立場にある私たちにとって、論理や合理性は不可欠な力です。これからも、その価値が失われることはないでしょう。
ですが、論理や合理性“だけ”では、もう足りない。AIが台頭するこの時代、そう感じている方もきっと少なくないのではないでしょうか。
「正しいだけでは人も物事も動かない」
「理屈では届かない何かがある」
そんな感覚を、あなたも心のどこかで感じていないでしょうか。
近年では、個人や企業の成果にさえ、”美意識の水準”が関わってくるとも言われています。
これは、芸術の世界だけの話ではありません。ビジネスにも、学問にも、そして人生そのものにも、いま必要なのは、論理を超えた領域へのまなざしです。
では、私たちは、何を磨けばいいのでしょうか?
ビジネスにおいても、学問においても、そして私たちの人生そのものにおいても、いま、必要とされているのは、論理では捉えきれない「非論理」の領域へのまなざしです。
では、私たちは、何を磨けばいいのでしょうか。 そのヒントは、「感性」や「美」、そして「詩」にあります。
機微を受け取る力を、もう一度
今、私たちが本当に取り戻すべきもの。それは「機微を受け取る力」です。
「感性が大切」とはよく言われますが、ここで言うのは単なるセンスや直感ではありません。
大切なのは、“機微” - かすかな気配や、言葉にならない微細な変化に気づく力です。
それは、空気を読む処世術でも、心理学で説明できるものでもありません。
ふとした瞬間、この世界や人間の在り方をそっと示してくれる、繊細で深いメッセージ。
「機微を受け取る力」とは、表面に見えるものだけでなく、場の空気、人の佇まい、時の流れ、沈黙の中の意味まで、静かに受け取る力のこと。
それは、文学や芸術、美意識を通じて育まれる、知性と感性を掛けあわせたような力です。
どんな時代であっても、変化の本質を見抜き、しなやかに応じていける。それが、「機微を受け取る力」の真価です。
美の哲学
「機微を受け取る力」を研くのに最も適した学びこそ、「詩・禅・美」に代表される「美の哲学」です。
言語芸術と呼ばれる「詩」、分別を超越した「禅」の思想・哲学、非言語芸術の絵画や写真を通しての「美」、そして西洋と東洋の哲学を織り交ぜた美の感受を通して、機微を受け取る知性を育み、世界の捉え方を変えていきます。
ビジネスでも人生でも、すべてを白黒はっきり割り切れるわけではありません。
そんな曖昧さの中で、自分にとって本当にふさわしい道を見極め、選び取る力を与えてくれるのが、「美の哲学」なのです。
答えのない問いを考える、ということ
美の哲学とは、正解を見つけることではありません。
そう聞くと「答えのない問いを考えるなんて、無駄じゃないか?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ビジネスの場面では、とにかく”答え”と”正解”が求められますから、そう考えるのも無理はないと思います。
ただ、ちょっと立ち止まって考えてみてください。
市場の変化が早過ぎて、正解そのものがどんどん消えていくこの時代に、誰かの用意した”答え”だけを追っていて、本当に間に合うのでしょうか。
実際、マニュアルやAIで手に入る答えには、ほとんど差がありません。
本当に差がつくのは「何を問い、どこを深めるのか」の見極めができるかどうかです。
答えがあることだけを追い続ける人は、AIと同じ土俵で競争することになります。
戦略を考えるにも、イノベーションを起こすにも、リーダーシップを発揮するにも、その出発点にはいつも「問い」があります。
だからこそ、「考える力」を育てるとは、「問いの質」を育てることに他なりません。
短期成果ではなく、長期的な視座・深い思考・文脈を読む力をもつためにも、「答えのない問い」を考え続けてきた人だけが、AIにはたどり着けない文脈や意味を編み出せます。
今は無駄に見える時間こそが、未来の資本になる。私たちが扱っている問いは、未来の視座を先に持つための「思考訓練」です。
形而上の世界に触れる
実際、真に成功している世界の実力者たちは、俳句を嗜み、美術館に足を運び、音楽や文学に触れることを大切にしています。
これは、なぜでしょうか?
美について考えることは、一見、ビジネスや実利と無関係に思えるかもしれません。
しかし、日々何に触れ、何に美を感じているかは、あなたの「生み出すものの質」に直結しています。
自分のものの見方が変われば、世界や人間の捉え方が変わり、発想も変わる。それを深く理解しているのです。
多くの人が目に見える成果ばかりを追いますが、あらゆる「目に見えるもの」は、実は「目に見えないもの」から生まれた結果にすぎません。
ここで扱う「美学」は、最高抽象度の知。
あらゆる知の根幹であり、その基盤が変われば、世界の見え方も、創造する知性も一気に変わります。
哲、美、文といった形而上の世界に触れることで、実利に縛られない、本質的な知性、すなわち「真の知性」に出会うのです。

世界のアカデミズムに裏打ちされた真の美学
真美研究所では、世界のアカデミズムに裏打ちされた真の美学を提供いたします。
この真美研究所で扱う情報は、協力機関である東京官学支援機構(TASO)とTASOが主催する人文知普及と研究の会員制サロン東京美学倶楽部の資料をもとに作られております。
東京美学倶楽部は、最高学府と関わってきた経緯と実績を土台として、東洋知にも西洋知にもとらわれない日本知、メタアカデミズムを志向しています。
メタアカデミズムは、あくまでもアカデミズムとの関わりを経由して辿り着いた領域です。
現在、国が認めている人文知(西洋哲学やリベラルアーツ)から、日本の未来のために国が庇護すべき真の人文知へ。
日本特有の美学、真美の探求のあり方を、共に学び、考え、伝える力を身につける。
この使命の元に東京美学倶楽部は存在しています。当真美研究所の活動もその一環です。
大人の学びとは
今の日本には、即効性や実用性ばかりが求められる学びがあふれています。もちろん、それも必要です。
一方で、それだけでは人生は味気なく、人としての本質を見失いかねません。
本来、価値ある学びとは、自分の理解を超えた「知」に向き合うこと。すぐに役立たなくても、理解できないからこそ、学ぶ意味があるのです。
具体的に何が得られるのかではなく、どんな視座が育まれるか。それを問うのが、大人の学びではないでしょうか。
考える力を磨く思考空間
大人の真の学びとは「教わる」のではなく、自ら「考える」こと。
情報が多いほど判断が正確になる。そう思われがちですが、実際は、真逆です。情報量が増えるほど、思考は混線し、判断力は低下します。
考える力は、思考そのものを繰り返すことでしか育ちません。だからこそ、日常とは異なる「思考のための空間」を持つことが必要なのです。
さらに、知識は体験を伴ってこそ、真に身につきます。
真美研究所(シンビラボ)では、情報のインプットよりも、体感的な学びと深い思索を重視しています。
こんな方におすすめ致します。
・知性と教養溢れる大人の女性としての美しさを求める方
・詩や文学、日本語の探究に興味のある方
・論理的な思考だけでは限界を感じている方
・新しい着想を生み出す視点を持ちたい方
・抽象的・本質的な学びに価値を持てる方
・学びながら貢献するというあり方を志向する方
こんな方には向いておりません。
・哲学的知識や芸術論でマウントを取ろうとする方
・感性や感受性を軽視し論破しようとする方
・すぐに結果が欲しい方
・知識を得ることを目的にしている方
・効率や合理性を優先する方
※ご入会は、随時受付ています。期間は、ご入会から1年間となります。
メンバーの属性
会社経営者、会社役員、起業家、外資系企業勤務、日系企業勤務、個人事業主の方など、業界業種も多種多様な方々に、ご参加いただいております。
世界のアカデミズムに裏打ちされた美の哲学を追求する上質な学び場

アクティブラーニング形式
体得重視の実践的な演習を通して、学ぶことを大切にしています。

最高知の普及に貢献
楽しく学びながら
「最高知の普及」に貢献できます。

上質な「思考空間」と「知的体験」
「真に思考する」ための上質な思考空間と知的体験を提供します。

真美研究所
美を探究することを通して「機微を受け取る感性」と「論理的思考力」を育む会員制コミュニティ。

ミュージアム運営
文藝作品によるセラピーミュージアムというこれまでにない文芸展を運営。

ビジネスライセンス
美の哲学をご自身のビジネスに活かしたい方に向けたビジネスライセンスと会員証の発行。