詩は、特定の答えを持ちませんが、多くの意味を含み、そのすべてが一篇の詩の中で作用しあっています。だからこそ様々な、そしてときには、相反する解釈が可能になるのです。

詩の意味は変わり続けます。自分の成長とともに言葉の捉え方が変われば、感受するものも変わっていくからです。

【1】思考力を育てる

限られた言葉の中に込められた意味を汲み取ることで、深い読解力と論理を超えた洞察力が磨かれます。また、一つの詩には、読む人の数だけ解釈があります。その多義性に触れることで、一つの正解にとらわれない柔軟な思考力が鍛えられます。

【2】感性が豊かになる

詩は、曖昧さや矛盾をそのまま抱えた表現です。「言葉にならないもの」を無理に説明するのではなく、示唆することで余白ごと伝えるという、独特の伝達方法を持っています。そのため、普段は見過ごしている感覚や記憶を揺り起こし、繊細な感受性を目覚めさせる働きがあります。

【3】視点が変わる

詩人の鋭い観察や感受性に触れることで、目の前の現実を一方向からではなく、多角的に、重層的に捉える思考の柔軟性が養われます。

【4】表現力が洗練される

詩は、音・リズム・言葉の選び方など、「美しい」言語表現の極みです。その体験を通して、美を感じる力、言葉を丁寧に扱う習慣が養われ、あなたの言葉に深みと余韻をもたらします。

【5】思考が癒される

日常から少し離れて、詩の世界に身を置くことで、思考と感情を一度、静かに整える時間が生まれます。

こうした詩の作用は、現代に必要な「内なる豊かさ」を育てる学びでもあります。

「三思文学 x 真美文藝」では、ただ詩を詠み、解釈をして、終わりではありません。

真のクリエイティブ思考を手に入れるため、自ら詩作をしていきます。

クリエイティブ思考とは、既成の枠組みや常識にとらわれず、新しい視点や発想で物事を考える能力のこと。

つまり、「箱の外」で考えることが求められます。

この「箱の外」で考えるためには、一般的な詩作とは異なる「ある条件」と「特別な学び方」が必須となります。

詩作をすること。つまり、新しい言葉を紡ぎ出すことは、新しい世界を創造することと同義です。

【三思文学 x 真美文藝】は、本部である三思文学との初のコラボ企画となります。

コースは2つあり、いずれかをお選びいただけます。

①「三思文学 x 真美文藝」コース
②「真美文藝」コース

①三思文学 x 真美文藝

②真美文藝

真美文藝は、「国とともに人文知を守る」という理念に共鳴する人たちが、 ともに学び、考え、詩を紡ぐための小さな共同体。

私たちは、 日本語の繊細さ、文化に宿る日本人の精神性、 人間存在の根底にある問いを用いて、真美を探究しています。 それを学び、広め、守っていく仲間としても繋がっています。

知識の量を競うのではなく、 互いの言葉に耳を澄ませ、 誰かの表現に心を寄せ、そしていつか、静かに自分の言葉で世界を照らす。

真美文藝に集う方たちは、特別なスキルや知識を持っているわけではありません。

ただ「自分や周りのため、世の中のために、自分の能力を出しきって生きていきたい」

そのために「言葉と感性を育て直したい」 「伝える力を磨きたい」。そんな静かな衝動に導かれて、この場所にやってきます。

・言葉にすることへの恐れが、少しずつ溶けていく
・自分一人ではたどり着けなかった“奥行き”に、仲間とともに触れられる
・ただの共感ではなく、思想と感性を交差させた“対話”が生まれる
・日本語の繊細さと深さに、改めて感動する
・見ていたはずの世界がまったく違って見えてくる

この場所では、誰も競わず、飾らず、 ただまっすぐに 「ことばになる前の、ことば」を、共に見つけていきます。

そしてその過程で、自分の輪郭が、静かに浮かび上がってくるのです。

真美文藝主宰の豊田ふみこと申します。

私はこれまで、経営者やビジネスリーダーの形を対象に、形而上にある想いをファッションや写真、デザインの力を用いて視覚化し、世界観を表現したりコミュニケーションを円滑にするビジュアルプロデュースの仕事をしてきました。

真美文藝では、形而上にある想いを視覚化できる強みをいかし、本部である三思文学の文芸員として、三思文学の研修内容をフォローしたり、「写真」を題材とした実践演習を通してメンバーの皆さんを導きながら、共に学び、進み、成長していきます。

真美文藝に入ると、「詩作」という言語領域だけではなく、「写真」という非言語領域を用いた表現方法もサポートします。(写真の撮り方を教える講座ではありませんが、撮る写真の質が変わることでしょう)

東京官学支援機構 理事
東京美学倶楽部 上席研究員
東京リベラルアーツクラブ研究員
三思文学文芸員
比丘尼会 会員
株式会社LuGEND代表取締役

・オンラインによるフォロー演習
・グループコンサルティング
・オリジナルコンテンツ提供

三思文学の内容は、初学者にもわかりやすい内容になっているとはいえ、非常に高抽象な内容となっております。

そのため、一回聞いただけでは咀嚼できないかもしれないと不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

そんな方にも安心してご受講いただけるように、オンラインによるフォロー演習を開催します。欠席された場合は、アーカイブ視聴ができます。