日本語でしか辿り着けない
最高知としての文学
言語芸術の最高峰「詩」を通して思考を癒す
セラピーミュージアムプロジェクト

AI時代に問われるもの
ほとんどのことが、AIに”最適解”として差し出される時代。
検索すれば答えがでて、指示すれば文章ができ、判断も予測も驚くほどの精度で代行される。
私たちは、どこまでも便利や効率を追求する方向に進んでいるように見えます。
もしかしたら、心のどこかで、もう「感じること」「迷うこと」「悩むこと」が役に立たないのではないか?あるいは、もう、自分で考えなくてもいいんじゃないか。
そんな風に思い、焦燥感をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
思考も感性も、AIの前では無力に思えてくるような感覚。
でも、その違和感こそが「人間だからこそ可能なこと」への入り口ではないでしょうか。
別次元の「詩」の世界
詩といっても、一般的に語られている詩とは、まったく別次元のものになります。
ここでの詩は、感情を美しく綴るためのものでも、技巧を凝らした文学作品でもありません。
詩を通して、見えているものの背後にある「意味」や「構造」を、自らの感性と知性を使って、再構築していく知的で詩的な哲学探究です。
西洋知と東洋知、そして日本知の学問の枠を超えてたどり着いた、まったく新しいアプローチ方法により体得していただくものとなっています。
詩の可能性について、哲学者たちはかねてより注目してきました。
”そもそも哲学は、詩のように作ることしかできない”
ー ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン”哲学は、学問の子ども時代において詩から生まれた”
ー フリードリヒ・シェリング”現実はその根底において常に調和しており、詩人のみがこれを発見する”
ー ノーベル物理学者 湯川秀樹博士
詩とは、感性と言語によって世界と人間の根源に触れる行為。
それは、思考であり、創造であり、世界との出会い直しでもあるのです。

人の内面に深く働きかける「詩」の力
詩には、読む人の内側を静かに揺さぶる力があります。
・思考力を育てる
限られた言葉の奥にある意味を読み解くことで、洞察力や柔軟な思考が養われます。・感性が豊かになる
曖昧さや余白に触れることで、眠っていた感覚が呼び覚まされます。・視点が変わる
詩人のまなざしを通して、物事を多面的に捉える力が育ちます。・表現力が洗練される
美しい言葉に触れることで、言葉選びに深みが加わります。・思考が癒される
詩の静けさに身をゆだねる時間が、心を整えます。
詩は、現代に必要な「内なる豊かさ」を育む学びです。
こうした詩の作用が、今の時代、特に中間管理職やリーダー職にこそ必要とされています。
思考だけでは変われない理由
今の時代、情報は飽和しています。「知っている」「理解している」では、もはや変われません。
変化を生むのは、身体で感じた”ことばにならない何か”と出会ったとき。そしてそれを、自分の言葉で語れるようになったとき。
つまり、感じて、考えて、表現する。この流れの中で、人は本当に変わります。
西洋知では、知識として知っていれば「知った」ことになります。私たちの教育のスタイルがまさにこれでした。しかし、東洋知は違います。
「知っている」ではなく、「実践できている」かどうか。
頭では理解できても、それを日々のふるまいやまなざし、言葉遣いとして「実践できる」まで落とし込む。それこそが、真の「知」です。
真美文藝では、詩作や写真といった“感性のワーク”を通じて、知を体験し、自分のものにするプロセスを大切にしています。
日本語でしか表現できないもの
日本語は、曖昧さや余白を抱える特別な言語です。
その詩は、相反するものを包み込み、言葉と沈黙のあわいに、世界の深さや美しさを描き出します。
癒しと洞察をもたらす、唯一無二の表現です。
日本知の真価は、「他者に伝える力」で決まる
日本人の美意識や感性が素晴らしいということは、よく語られています。でも、それを異文化に伝わるかたちで、論理的に説明できる人は少ない。
なぜなら、日本知は「暗黙知」であり、私たちにとってあまりにも当たり前すぎて、自覚的にとらえられていないから。
逆にいえば、それを自覚し、他者に届けるには、外側の視点(=西洋知や東洋知)への理解が必要です。
私たち真美文藝は、西洋的な言語体系と、東洋的な身体知の両方を通ってきたからこそ、日本知に自覚的に、かつ他者に伝わるかたちでアプローチすることができます。それは、西洋知ベースの実社会の中で、西洋の型を使った東洋的アプローチとも言えます。
こうした力は、「感じているけれど、うまく言葉にならない」「伝えたいけれど、伝わらない気がする」そんな、非言語の層にある繊細な想いを、届く言葉へと変換する力でもあります。
選べるコース
【三思文学 x 真美文藝】は、三思文学との提携による特別なコースです。
三思文学とは、伝統的な人文知(哲学・文学・美学)を重んじながら、ウィトゲンシュタインの理論などに基づく独自理論『空(KU)の閑数』を活用し、「真美」を探求する試み。国風派・耽美派を継承しつつ、現代的な美と伝統的な人文知が交差する、新しい文芸表現の活動です。
コースは2つあり、いずれかをお選びいただけます。
1)「三思文学 x 真美文藝」コース
2)「真美文藝」コース
どちらのコースも、思考と感性を深める本質的な学びを通して、ご自身の表現や仕事に還元していきたい方に向けた内容となっております。
お客様の声
Aさん「本質的な癒しの気づき」
「三思文学 x 真美文藝」コース
私たちが日々、どれほど無意識に“意味づけ”をして生きているのか。そして、その意味づけが、どれほど深く私たちの思考や感情に影響を与えているのかに、はっとさせられました。
相手が苦しみに向き合っているとき、つい“少しでも気がまぎれるように”と声をかけてしまう自分にも気づきました。それは一見優しさのようでいて、本質的な癒しを妨げてしまうこともあるのかもしれません。
相手の内面とともに静かに“待つ姿勢”の大切さ。それが、本当に救いにつながる道なのだと感じました。
Bさん「役割や立場の“枠”からの解放」
「三思文学 x 真美文藝」コース
仕事では、日々いろいろなことが起こり、気づけば気持ちがささくれ立つような状態になっていて。そんな中で「詩をつくる」と言われても、どの情景を思い浮かべるかさえ考えられない。正直、最初はそう感じていました。
でも、締切があるからこそ、なんとか言葉を探そうとする。少しずつイメージが浮かびはじめて、そこに思いを巡らせていくうちに、不思議と、ひとつの世界に沈み込むのではなく、日常とは別の“呼吸のリズム”に引き込まれていくような、癒しの時間になっていきました。
忙しさの中で、ほんの少しでも「詩を考える時間」があることで、自分を取り戻す静かな入り口ができた気がします。
Cさん「自己解放のプロセス」
「三思文学 x 真美文藝」コース
真美文藝や三思文学に触れて、「余韻の残る人になりたい」そんな想いが湧いてきました。
ふだんは「〇〇職」として表に立ちすぎないように、“見えすぎないように”と意識しながら、裏方で動かし、支えることに徹してきた自分がいます。でもそれって、本当に必要なことだったのかな? と、帰り道にふと、考えていました。
「外していいかも」って思えた瞬間、なんだか、すっと肩の力が抜けて、すっきりしたんです。
詩作や、皆さんとの対話の中で生まれる気づきは、どれも自分自身への贈り物のようで、いつも本当に至福の時間です。
真美文藝に集う方たちは、特別なスキルや知識を持っているわけではありません。
ただ「自分や周りのため、世の中のために、自分の能力を出しきって生きていきたい」
そのために「言葉と感性を育て直したい」 「伝える力を磨きたい」。そんな静かな衝動に導かれて、この場所にやってきます。
真美文藝で得られるもの
・言葉にすることへの恐れが次第に和らぐ
・一人では届かない深い世界を、仲間とともに体感できる
・単なる共感を超え、思想と感性が交わる対話が生まれる
・日本語の繊細さと奥深さに新たな感動を覚える
・これまで見えていた世界がまったく違って見えてくる
この場所では、誰も競わず、飾らず、 ただまっすぐに 「ことばになる前の、ことば」を、共に見つけていきます。
そしてその過程で、自分の輪郭が、静かに浮かび上がってくるのです。
ご一緒したい方
・言葉と感性で深く自分と向き合いたい方
・哲学や美学を自分の生き方に重ねていきたい方
・日本の文化や人文知を未来に手渡したいと願う方
・経済的精神的に自立をしていて、知的な対話に価値を感じる方
・誰かに教わるのではなく、共に学び合うことを望む方
こういう方はご遠慮ください
・知識をひけらかしたい方
・感性を軽視し、論理だけを重んじる方
・場の調和より自己主張を優先する方
・受け身で、変化への意志がない方
感性と知性を失わずに生きていくこと。 それは、現代を生きる私たちが手放してはならないものです。
真美文藝の独自コンテンツ「空閑フォトセラピー」
詩作が難しいと感じる方には、まず写真を通して言葉を紡ぐ演習から始めます。
特に感覚派の方にとって、非言語から言語へとつなぐプロセスは、自分の世界観を言葉で表現する力を自然に育ててくれます。
写真×詩作という独自のアプローチで、クリエイティブ思考とセルフプロデュース力を高めていきましょう。
真美文藝の手厚いフォロー
真美文藝では、本部だけでは補いきれない部分を、以下の形でしっかりサポートします。
・オンラインによるフォロー演習(アーカイブ視聴可)
・グループコンサルティング
・オリジナル解説コンテンツの提供
抽象度の高い三思文学の内容も、独自の視点とセラピー理論を交えて丁寧にフォローしますので、初学者の方も安心して学べます。
ご不明な点がございましたら、下記よりお気軽にお問い合わせください。
既に説明会に参加された方で、真美文藝に関してより詳しく知りたい方も、以下よりお問い合わせくださいませ。